
ドライレイヤリングとは?
アウトドアでの汗を攻略するために不可欠な要素。それは、「ドライ」であること。特に、肌と、肌に接するウエアを「ドライ」に保つことで、様々な汗ストレスやリスクの軽減につながります。
アウトドアフィールドをより安全に、そして何より思い切り楽しむために欠かせない、レイヤリングの基本。それがドライレイヤリングです。

◇肌に「ドライ」に働く、2枚のレイヤリング
ドライレイヤリングは、強力な撥水性を備える L1ドライレイヤー、強力な吸汗速乾の L2ベースレイヤー 、2枚の機能性ウエアを重ねることで肌をドライに保つ、レイヤリングシステムです。

L1ドライレイヤーの優れた撥水性によって肌から離れた汗は、上に着ているL2ベースレイヤーに吸い上げられて、乾いていきます。このとき、L1ドライレイヤーRが離した汗の「吸い上げ」がスムーズであればあるほど、肌に汗が残らず、ドライ感が高まります。
最大限のドライ感は、撥水力×汗をぐんぐん吸い上げる力の相乗効果によってもたらされます。
それぞれの1役割は違うけれど、合わさって真価を発揮する。これがドライレイヤリングの効果です。
◇ドライだから、体温を守る
汗冷え、低体温症リスクの軽減

実証◇サーモグラフィ試験が示す体温変化
大量の汗でウエアがびしょ濡れになった状態を想定し、L2ベースレイヤーを湿潤状態にし、次の2つの着用条件のもと、それぞれ20分間着用し、その後の体温変化の違いを測定した。

【左画像】のL1ドライレイヤーを着用せず、濡れたL2ベースレイヤーの単体着用時では、直接濡れたウエアが肌に接しているため、体幹部分を除いて均一に低温を示す青色の割合が高くなっている。
対して、【右画像】のL1ドライレイヤーRとのレイヤリング時では、L2単体着用時よりも体幹付近の温度が高い面積が広く、首筋から肩にかけても体温低下を抑えられている。
ドライレイヤーRを着用していた場合は、着ていない場合と比べ皮膚表面温度が高く、体温低下が抑えられている。
◇ドライだから、肌サラサラ
ベタつき、ニオイも軽減

体感◇汗に濡れたウエアの張り付きをガード
汗を吸って濡れたベースレイヤーが肌に張り付くのを撥水ドライレイヤーRがガード。濡れ戻り、ベタつきを抑制し、サラサラな肌をキープ。また、撥水ドライレイヤーRは、皮脂汚れが付着しにくい特性を持ち、抗菌防臭加工とのダブル効果でニオイの発生を抑えます。
